PET-CTセンター
がんの早期発見・転移の広範囲探索が可能です
PET-CT検査とは、PET装置とCT装置が一体化したPET-CT装置を使用してがんを検査する方法で、一度の検査でほぼ全身を調べられます。
がんの可能性が疑われながらも他の検査で病巣が発見できない原発不明がんの診断や、病期(進行度)診断、転移、再発を調べるのに特に有効な検査とされています。
これにより、病気の有無・位置・転移場所・大きさなどを、1回の全身の検査で見つけることができ、検査、診断後の速やかな治療方針の決定にも威力を発揮します。
がんの可能性が疑われながらも他の検査で病巣が発見できない原発不明がんの診断や、病期(進行度)診断、転移、再発を調べるのに特に有効な検査とされています。
これにより、病気の有無・位置・転移場所・大きさなどを、1回の全身の検査で見つけることができ、検査、診断後の速やかな治療方針の決定にも威力を発揮します。
検査の基本的な流れ
前処置
検査前4時間は絶食してください。
※糖分を含まない水分は摂取していただいてかまいません
- 更衣
通常、撮影時に障害となる金属類がない検査着に着替えていただきます。
(更衣が困難な方にはその都度対応いたします)
- 注射
18F-FDG(PET 検査用医薬品)を静脈注射します。
(時間とともに効果が減衰するお薬を、検査予約時間に合わせて配送手配してご準備しています)
- 待機
約60分間待機室にて安静にしていただきます。通常、その間に水分を摂取していただきます。
(量の決まりはありません)
- 撮影
PET-CT装置のベッドに横になっていただきます。
撮影時間は体格に応じて変化しますが、約30分弱です。
※検診(人間ドック)の方は基本的にこれで終了です
※外来、ご紹介患者様はさらに30分程度待機していただき、もう一度撮影をします
PET-CT検査の保険適用について
当院では、放射線医薬品(FDGスキャン注)を用いたPET-CT検査を行っております。
検査の目的によって保険適用となる場合とならない場合があります。
PET-CT検査をご依頼される先生方は下記の「PET-CT検査保険適用表」の疾患に該当となることをご確認いただき、検査のご依頼をお願いいたします。
PET-CT保険適用表(令和3年4月1日以降)
適用疾患 | 適用要件 | |
---|---|---|
ポジトロン断層撮影・コンピュータ断層複合撮影 (PET-CT検査) 7650点 |
・悪性腫瘍(早期胃癌を除く) ・てんかん ・心サルコイドーシス ・虚血性心疾患 ・大型血管炎 |
他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者に使用する。 |
注意事項
- DPC対象病院に入院中の方は原則検査ができません。
- 同一月内にガリウムシンチグラフィが実施されている場合、どちらかが保険適用になりません。
- 単に化学療法の効果判定や放射線治療効果判定のみでは保険適用になりません。
- 地域医療機関からの紹介の方は、根拠となる画像や検査結果(概ね1カ月以内のもの)を持参させてください。
- 依頼内容を判断した上で保険適用にならないと想定された場合は、事前にご連絡させていただきます。
保険適用ポイント
保険診療による検査をご依頼される場合は、主治医の先生方にて保険の適否を判断し、下記のポイントにご注意いただいて、検査をご依頼いただきますようお願い致します。
(1)選択基準
(2)検査目的の範囲
- 病理組織学的に悪性腫瘍(早期胃癌を除く)と確認されている患者であること。
- 病理診断にて確定診断が得られない場合には臨床病歴、身体所見、PET-CT以外の画像診断所見、腫瘍マーカー臨床的経過観察などから、臨床的に高い蓋然性をもって悪性腫瘍と診断される患者であること。
(2)検査目的の範囲
- 治療前の病期診断
- 二段階治療を施行中の患者において、第一段階治療完了後の第二段階治療方針決定のための病期診断
(例:術前化学療法後、または術前化学放射線治療後における術前の病期診断など) - 転移・再発を疑う臨床的徴候、検査所見がある場合の診断
- 手術、放射線治療などによる変形や瘢痕などのため他の方法では再発の有無が確認困難な場合
- 経過観察などから治療が有効と思われるにも拘わらず他の画像診断などで腫瘤が残存しており、腫瘍が残存しているのか、肉牙・繊維などの非腫瘍組織による残存腫瘤なのかを鑑別する必要がある場合
よくあるお問い合わせ
Q.検査のためになにか制限がありますか?
A.がん細胞の活発な糖代謝を利用した検査ですので、検査前4時間は絶食をお願いしています。水、糖分を含まない飲み物は摂取していただいてかまいません。
糖尿病の方は絶食時の薬使用について主治医にご確認ください。
また、検査前日に過度の運動は避けてください(負荷の大きい家事も含みます)。
糖尿病の方は絶食時の薬使用について主治医にご確認ください。
また、検査前日に過度の運動は避けてください(負荷の大きい家事も含みます)。
Q.妊娠中・授乳中でも受けられますか?
A.妊娠中の場合は原則として推奨できません。
また授乳中の受診も推奨されませんが、どうしても検査が必要な場合は薬剤投与後24時間の授乳中止が望ましいとされています。
(FDG-PET がん検診ガイドライン 2019 より)
また授乳中の受診も推奨されませんが、どうしても検査が必要な場合は薬剤投与後24時間の授乳中止が望ましいとされています。
(FDG-PET がん検診ガイドライン 2019 より)
Q.小さな子どもがいます。受診できますか?
A.検査後に受診者から周囲の人に与える被ばくはごくわずかと考えられますが、投与後12時間程度は乳幼児との密接な接触はなるべく避けたほうが望ましいと思われます。
(FDG-PET がん検診ガイドライン 2019 より)
(FDG-PET がん検診ガイドライン 2019 より)
Q.検査は安全ですか?苦痛はありますか?
A.使用するPET検査用薬剤によるアレルギー等の副作用事例は非常に少なく、安全な検査です。注射の際の痛み(採血や静脈注射と同程度)がある程度で、病院のいろいろな検査の中でも比較的楽に受けられる検査です。
注射後個室にて安静に待機し、約1時間後に検査用装置の寝台に仰臥位になって15~20分程度の撮影を行います。当院での検査による被ばく線量は10~12mSv(ミリシーベルト)前後です(体格、薬剤量によって変動します)。
注射後個室にて安静に待機し、約1時間後に検査用装置の寝台に仰臥位になって15~20分程度の撮影を行います。当院での検査による被ばく線量は10~12mSv(ミリシーベルト)前後です(体格、薬剤量によって変動します)。
Q.保険は適用されますか?
A.健康診断目的の検査には保険は適用されません。治療目的の場合、下記の疾患などに限って、PET-CT(PET)検査に保険の適用が認められますが、各種さまざまな要件があります。主治医による保険診療・自費診療の判断が必要となりますので主治医にご相談ください。
お問い合わせ先
ご紹介医療機関様からのお申し込み・お問い合わせ
ご紹介医療機関様から、当院PET-CTセンターにお電話をいただきます。
高木病院 PET-CTセンター(直通)
TEL:0944-87-0043
(電話受付 月~土曜 9:00~17:00)※祝日除く
FAX:0944-87-0038
高木病院 PET-CTセンター(直通)
TEL:0944-87-0043
(電話受付 月~土曜 9:00~17:00)※祝日除く
FAX:0944-87-0038
PET-CT ドック検診ご希望の方からのお申し込み・お問い合わせ
予防医学センターにお電話かご来院のうえ、お申し込みください。
高木病院 予防医学センター(直通)
TEL:0944-87-9490
(電話受付 月~土曜 9:00~17:00)※祝日除く
人間ドック仮予約フォーム
高木病院 予防医学センター(直通)
TEL:0944-87-9490
(電話受付 月~土曜 9:00~17:00)※祝日除く
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