救急指定病院/基幹型臨床研修病院/DPC対象病院

医療法人社団高邦会 高木病院

診療科・センター

産婦人科(女性医療センター)

高度な最新技術を導入し、患者様の治療を全力でサポートします

※生殖医療センターについて詳しくはこちらをご参照ください

産婦人科(女性医療センター)には、生殖医療センター、産科、婦人科があり、患者様それぞれに最良の医療を提供しています。特に生殖医療センターでは専門知識と高い技術を持ったスタッフが揃い、1991年以来、1万6,000件以上の体外受精を実施。さらに新しい治療法や培養技術を導入して治療成績を上げているほか、腹腔鏡や子宮鏡による患者様にやさしい治療法にも力を入れています(詳しくは「生殖医療センターページ」をご参照ください)。
また、専門スタッフによる「説明外来」「不妊相談」「カウンセリング」「こうのとりの会」(いずれも要予約)など、情報提供や心のサポートにも取り組んでいます。 
産科では他科と一緒になって合併症妊婦にもできる限り対応しています。
2024年9月には当院で「ダビンチXi」を導入しました。2025年6月からは子宮筋腫などの良性疾患(子宮腺筋症、子宮頸部異形成など)に対するロボット支援下手術を行っています(このページの下部をご参照ください)。
【高木病院 施設認定】
  • 生殖医療専門医制度認定研修施設
    生殖医療専門医:野見山真理、北島道夫、小島加代子、有馬薫
  • 日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設
    日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医:野見山真理(子宮鏡)、北島道夫(腹腔鏡・子宮鏡)、有馬薫(腹腔鏡・子宮鏡)
診療日時
※完全予約制
月~土曜(祝日除く)
9:00~12:00、14:00~16:00
※説明外来、カウンセリング等もすべて予約制です
連絡先
【予約専用】TEL:0944-87-0068
(電話受付 8:30~12:00、14:00~16:00)※日・祝日除く

【産婦人科直通】TEL:0944-87-8822
(電話受付 9:00~16:00)※日・祝日除く

産科

産前から産後までチームでしっかりサポートしています

母子に優しい「ソフロロジー式分娩法」を取り入れ、安心安全なお産をめざしています。
高度な助産実践能力を有したアドバンス助産師による保健指導、マザークラス・ペアクラス、産後支援、母乳外来を行うなど、安心して分娩に臨み育児できるようサポートしています。

  • 女性医師が中心となって担当します
  • 助産師8名(うちアドバンス助産師2名)が チームでサポートします

総合病院ならではのスタッフの充実

当院では、総合病院ならではの他科との迅速な連携、スタッフや設備の充実により、安心・安全なお産のための環境が整っています。リスクや合併症等、あらゆる事態に、医師、助産師、看護師はもちろん、救急や小児科ほか他科が連携しチームで対応しています。

有馬医師による新生児蘇生法講習会

新生児蘇生法講習会


また、産婦人科内視鏡部長の有馬薫医師が、新生児蘇生法講習会を年に10回以上開催しており、医師、研修医、看護師、メディカルスタッフ等が受講しています。特に当院の産婦人科医師や産婦人科病棟看護師は全員受講し、新生児蘇生法専門コースの認定を取得しています。分娩時の万全の立ち会い体制を整えています。
なお、新生児講習会は地域のメディカルスタッフにも広く門戸を開いており、院外からも多数受講しています。

経験豊富な助産師による保健指導

当院産科には経験豊富な助産師が揃い、妊婦教室や保健指導により、妊婦さんが安心して分娩に臨むことができるようサポートしています。
産後も新生児のケアや授乳指導、育児相談などの「産後支援」(産後10~14日目)を行っています。
また、医師の診察とは別に助産師と直接相談する時間を十分にとっていますので、不安なことや気になることがあれば、どんなことでも気軽にご相談ください。

赤ちゃんの顔も見られる妊婦健診

4D画像による妊婦健診を行っています。
鮮明な画像で赤ちゃんの顔もはっきりと見られます。
当日撮った画像はプリントアウトしてお持ち帰りいただけます。

個室でゆっくりとおくつろぎください

産科のお部屋はすべて、プライバシーが保たれる個室をご用意しています。ご希望があれば出産当日から母子同室も可能です。新しい家族との時間をゆっくりとお過ごしください。
出産後から退院までのひととき、入院中のママには非日常の時間を楽しんでほしいと、当院では「産後食」にも大変こだわっています。医師、助産師、管理栄養士、調理師が連携して、ママと赤ちゃんのための献立を作成。専任の調理師が心を込めておいしい食事をご用意しています。

分娩費用のご案内

経腟分娩(7日間)の場合
費用 約49万円~(個室)

※時間外処置・特別の処置等があった際は追加料金をいただくことがございます
※処置の内容により、高額療養費制度の対象となる可能性がございます。
 事前に「限度額適用認定証」のご準備をお願いいたします

心を込めてご用意します!(産後食一例)

お祝い膳をお召し上がりください

ご出産のお祝いに、レストラン「オーヴ」のフレンチコースお二人分をご用意しております。
非日常のひとときをごゆっくりお過ごしください。

  • お祝い膳(イメージ)
  • レストラン「オーヴ」

無痛分娩のご案内

〜あなたらしいお産を、もっと安心に〜

無痛分娩とは?

助産師、産婦人科医、麻酔科医(左から)がサポートします
無痛分娩(無痛硬膜外分娩)とは、お産の痛みを和らげる方法のひとつで、硬膜外麻酔という背中からの麻酔を使って、陣痛や分娩の痛みを軽くします。 痛みが軽減されるとともに体力も温存できるため、産後の回復もスムーズです。
 
こんな方に選ばれています
 
  • 痛みが怖い
  • リラックスして出産したい
  • 分娩の痛みが忘れられない

対象となる方

当院では、安全性を重視し、無痛分娩は経産婦さん(出産経験のある方)を対象として行っています。
また、〝計画分娩〟(あらかじめ日程を決めて入院・分娩を行う方法)で実施しています。
そのため、家族の立ち会いもしやすく、核家族でご両親などのサポートが難しいという方にも喜ばれています。

麻酔の方法と流れ

無痛分娩では、背中から細いチューブを入れて麻酔薬を持続的に投与します。
痛みを和らげながらも、赤ちゃんが生まれる感覚は感じることができます。
総合病院である当院では、常勤の麻酔科医5名の体制を整え、その安全管理のもとで実施しています。

赤ちゃんやお母さんへの影響は?

日本産婦人科診療ガイドラインに基づき、安全に配慮した麻酔を行っています。
使用する麻酔薬の量は最小限で、赤ちゃんへの影響は非常に少ないとされています。

無痛分娩のメリットと注意点

メリット
  • 痛みが和らぐことでリラックスして出産できます
  • 体力の消耗が少なく、産後の回復がスムーズです
  • 落ち着いて赤ちゃんを迎えることができます
  • 育児や授乳なども早くから始められます。

注意点
  • 分娩の進み方によっては、自然分娩より医療介入が増える場合があります
  • 麻酔の効果が不十分なこともあり得ます
  • 医師の判断により麻酔ができない場合もあります
  • 無痛分娩は計画分娩として実施するため、事前の準備が必要です

希望される方へ

無痛分娩をご希望の方は、妊婦健診時に医師や助産師へお気軽にご相談ください。
対象となるかの確認、計画分娩の説明、麻酔に関する同意などを事前に行います。
安心して出産の日を迎えていただくために、スタッフ一同サポートいたします。
  • 妊婦健診 ※予約制
    火・木・金 9時~11時30分/14時~16時
  • 無痛分娩費用:分娩費用に下記費用が追加となります。
    硬膜外麻酔術前検査 1万円
    無痛分娩管理料 10万円
    延長の場合 3万円/日
予約専用電話番号・お問い合わせ
TEL:0944-87-0068
ご質問やご希望がありましたら、受診時に外来スタッフまでお知らせください。

母乳外来

母乳外来では、母乳のご相談、乳房のトラブルなど母乳に関するさまざまな相談に助産師が対応しています。当院には、助産にかかわる高度な知識と技術を認証された「アドバンス助産師」2名が在籍しており、乳腺炎の受診は保険適用となります。
予約制ですが、急な乳腺炎等で受診の場合は事前に産婦人科予約ダイヤルにお電話の上ご来院ください。

  • 診療日時:月~金曜(外来受付 9:00~16:00 ※祝日除く、予約制)
  • 担当:助産師
  • お問い合わせ・予約
    TEL:0944-87-0068
    (電話受付 8:30~12:00、14:00~16:00)※日・祝日除く
  • 分娩室
  • 産後のお部屋

コルポスコピー外来

子宮頸がん検診で精密検査が必要な場合に拡大鏡(コルポスコピー)検査を行っています。佐賀大学教授ほか、非常勤の専門医が診察を行います(保険診療)。
 
  • 診療日時:第2・4月曜午後、第2金曜午前(予約制)

ロボット支援下手術を行っています

サージョンコンソール(ダビンチ)
2024年10月から、高木病院ではより安全安心で低侵襲な手術を実現し、最先端の医療を地域の皆様に提供するために「ダビンチXi」を導入しました。
当科では、2025年6月から、子宮筋腫などの良性疾患に対する「ダビンチXi」によるロボット支援下手術を開始しました。

ダビンチ手術は、3Dイメージ拡大視野のもとロボットを介して術者が鉗子を操作します。開腹手術では操作が困難になる狭く奥まったところでもより繊細な操作が可能です。そのため、骨盤の深部に病巣がある婦人科疾患において、よりよい治療効果が期待されます。
ご希望の方は主治医にご相談ください。
  • ロボット支援下による子宮全摘手術