救急指定病院/基幹型臨床研修病院/DPC対象病院

医療法人社団高邦会 高木病院

診療科・センター

耳鼻咽喉科

耳、鼻、のど、頸部の疾患・がんに対する入院手術や嚥下障害の評価・治療を行っています

2021年4月から常勤医3名による耳鼻咽喉科手術、入院・外来診療を行ってきましたが、2023年4月から頭頸部癌専門医・指導医である前佐賀大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の倉富勇一郎医師が加わり、トップレベルの頭頸部がん診療を提供するなど、より一層診療体制が充実しました。
診療日時
火・土曜 9:00~12:00
月・水~金曜 9:00~12:00、14:00~17:00
(外来受付 8 :30~ 11:30、13:30~16:30)

※再来予約がある方は8:00より自動再来受付機のご利用ができます
※検体検査(予約分)は8:30より順次開始します

火曜日の再来受付11:30まで、新患受付11:00まで
連絡先
【予約・変更・キャンセル】
0120-87-0062/0120-87-0079
(電話受付 月~土曜 9:00~13:00、14:00~17:00)
※従来の番号(0944-87-0039/0944-87-0066)も利用可能ですが、通話料がかかります
  • 耳鼻咽喉科外来風景
  • 手術風景

のど・口・鼻・くび(頭頸部)のがん・腫瘍

のど・口・鼻やくびの甲状腺・耳下腺・顎下腺にも悪性のがんや良性腫瘍が生じることがあり、総称して頭頸部がん・腫瘍と言います。頭頸部には味わって食べて飲み込む、言葉を話す、匂うなどの人間らしい生活に必要な機能が詰まっており、病状に合わせてこうした機能をできる限り保存する治療を提供します。
例えば声帯に生じた早期がんではCO2レーザーを用いた切除手術が短期入院で可能です。また最近増加傾向にある口蓋扁桃(へんとう)に生じたがんでも、早期であれば広めの扁桃摘出術で治療可能です。頭頸部の早期がんに対し当科ではこうした機能保存手術を提供します。放射線治療を選択することも可能です。
一方で進行がんでは手術・放射線治療・化学療法を合わせた治療が必要となることが多く、症状によっては大学病院などに紹介することがあります。鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センターでの治療のご相談にも対応できます。
頸部の甲状腺・耳下腺・顎下腺のがん・腫瘍の手術では、近接する反回神経(声帯を動かす神経)や顔面神経を損傷しないように神経刺激装置(NIM)を用いて合併症が少ない手術を提供します。甲状腺・副甲状腺機能亢進症の手術も行っていますし、頸部リンパ節腫脹に対するリンパ節生検も可能です。

この症状があれば一度受診を!

がんの症状は持続することが特徴の一つです。 以下の症状が2~3週以上続くときはがんの可能性があります。 特に喫煙や多量の飲酒は、のどや口のがんのリスクです。がんリスク軽減のためにも禁煙、節酒をおすすめします。
 
【のどや口のがん】
・のどの決まった部位のイガイガ感や軽い痛み
・声がれ
・治らない口内炎
・痛くはないが硬い首のしこり
【鼻のがん】
・片方からの繰り返す鼻出血
対象とするがん疾患
口腔・咽頭・喉頭のがん(早期)、甲状腺がん、耳下腺がん、顎下腺がん、頸部リンパ節の悪性腫瘍(生検)

耳・鼻・のど(咽喉頭)の疾患に対する入院治療

耳科領域では小児滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ留置術や突発性難聴に対する高気圧酸素治療、重症の内耳性めまいに対する入院治療などを行っています。
鼻科領域では慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などに対し、ナビゲーションシステムを用いた安全性の高い内視鏡下鼻・副鼻腔手術を行っています。
咽喉頭領域では慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術や、声帯ポリープなどの音声障害に対する顕微鏡下喉頭直達鏡手術などを行っています。
また、上気道狭窄(きょうさく)や長期気管内挿管に対する気管切開術は本院では当科が対応しています。

嚥下障害

高齢者が多いこの地域に多いのが、食べて飲み込む機能が低下する摂食嚥下(えんげ)障害で、誤嚥性肺炎につながり致命的になることもあります。
嚥下外来にて、嚥下内視鏡検査や嚥下透視検査などを行っています。耳鼻咽喉科の医師を中心に各科のスペシャリストを集めた「嚥下サポートチーム」を結成し、入院患者様については嚥下リハビリテーションも行っています。必要があれば嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術なども行っています。

代表番号
TEL.0944-87-0001
診療日 月曜日~土曜日
外来受付時間
8:30~11:30/13:30~16:30