臨床検査部
精度の高いデータを迅速に提供し、質の高い診療を支援しています
臨床検査部では、生化学検査、遺伝子検査、細菌検査、尿一般、免疫、血液、生理、内視鏡検査などを約60名の臨床検査技師で実施しています。臨床検査は患者様の目に触れることはそれほどありませんが、医師が、診断・治療を決定する上で重要なデータを提供しています。精度の高い信頼されるデータを迅速に提供し、当院における質の高い診療を支援しています。
新型コロナウイルス感染症診断にも迅速に対応できる環境が整備された「臨床微生物・遺伝子検査研究センター」
新型コロナウイルス感染の検査にも活躍する遺伝子増幅（PCR）装置
2015年7月に開設された当センターは、微生物の同定・薬剤感受性検査において従来から用いられている細菌培養、顕微鏡的解析に加え、質量分析装置、核酸増幅装置、など最先端検査機器による検査を提供し、当院のみならず地域医療における検査拠点としての機能を発揮しています。
特に、2019年末より始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によるCOVID-19のパンデミックに対しては、いち早く核酸増幅検査（PCR法、LAMP法）による検出法を確立し、当院発熱外来、地域保健所と連携し多数症例の検査を短時間で処理しています。また、SARS-CoV-2に対する中和抗体の測定についても準備を進めています。
特に、2019年末より始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によるCOVID-19のパンデミックに対しては、いち早く核酸増幅検査（PCR法、LAMP法）による検出法を確立し、当院発熱外来、地域保健所と連携し多数症例の検査を短時間で処理しています。また、SARS-CoV-2に対する中和抗体の測定についても準備を進めています。
その他、結核菌、マイコプラズマ、淋菌、クラミジア、カルバペネム薬耐性腸内細菌目細菌（CRE）、ディフシール（CD）感染症などに関しては積極的に遺伝子検査を導入し、幅広い感染症の迅速診断ツールとして臨床の先生方のみならず、近隣の施設からの依頼に対しても対応しています。
微生物検査のデータは、顕微鏡画像、菌種、有効な薬剤情報が電子カルテの感染管理システム上で常時確認でき、薬剤感受性や感染チャートなどの情報を院内で共有することが可能で、感染症に迅速に対応できる環境が整備されています。
当センターは、隣接する国際医療福祉大学の学部学生・大学院生、また、成田キャンパスの医学部生、臨床研修医制度における医師教育にも活発に利用され、臨床検査技師教育だけでなく次世代の医療人育成にも寄与しています。
