循環器内科(循環器センター)
高血圧・心不全センター、心臓血管外科と連携し、循環器疾患の早期発見、治療に努めます
治療だけでなく「予防」にも力を入れており、動脈硬化を促進する「高血圧」「脂質異常症」「肥満」「糖尿病」の対策として、管理栄養士や理学療法士による栄養指導や運動指導も行っています。
- 診療日時
- 火~土曜 9:00~12:00
月曜 9:00~12:00、14:00~17:00
(外来受付 8:30~11:30、13:30~16:30)
第3金曜午後 野出教授
※再来予約がある方は8:00より自動再来受付機のご利用ができます
※検体検査(予約分)は8:30より順次開始します
※午後は手術を行っており、外来は基本的に午前のみです。初めて受診される場合は、心電図、心臓超音波検査などを行いますので午前11時までに受付をお願いいたします - 連絡先
- 【予約・変更・キャンセル】
0120-87-0062/0120-87-0079
(電話受付 月~土曜 9:00~13:00、14:00~17:00)
※従来の番号(0944-87-0039/0944-87-0066)も利用可能ですが、通話料がかかります
主な診療内容
- 狭心症・心筋梗塞に対するカテーテル治療
- 不整脈を根治するカテーテルアブレーション
- 心不全に対する集学的治療
- 閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療
- 経食道心エコー
狭心症・心筋梗塞
狭心症・心筋梗塞とは?
狭心症・心筋梗塞といった「虚血性心疾患」は、心臓の筋肉に血液を送るための「冠動脈」が、動脈硬化によって狭くなったり詰まったりすることによって起こります。血液の流れが滞って心臓が酸欠(虚血)状態となり、胸の痛みなどの症状があらわれます。典型的な狭心症の症状は、体を動かした時に「胸を押さえられる感じ」「しめつけられるような感じ」で、顎や肩などに放散することもあります。「キリキリ」や「チクチク」といった場合もあります。
一方、心筋梗塞の症状は、安静にしても胸の痛みが収まらず、ニトログリセリン剤が効かないことが特徴です。生命の危機を感じるほどの激しい痛みを伴い、救急車を呼ぶなどの対応が必要です。 虚血性心疾患の原因である「動脈硬化」を促進する「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」「喫煙」等の危険因子がある方は、十分な注意が必要です。
検査
狭心症や心筋梗塞が疑われる場合には、造影剤を使った「冠動脈CT検査」を行います。当院は320列マルチスライスCTを導入しており、短時間で体内の鮮明な立体画像が得られます。入院の必要もなく、外来での検査が可能です。
動脈硬化性病変が強く疑われる場合には、「心臓カテーテル検査」を実施します。局所麻酔で手首の血管から「カテーテル」と呼ばれる細い管を心臓まで通し、造影剤を使って冠動脈を造影する検査です。この検査は最短1泊2日の入院で可能です。
治療
薬物治療のほかに、カテーテルを使用して血管の狭くなった部分を風船や金属の筒(ステント)で広げる「経皮的冠動脈形成術」や、外科的治療である「冠動脈バイパス手術」があります。急性心筋梗塞の場合は速やかに「心臓カテーテル検査」を行い、必要に応じて「経皮的冠動脈形成術」による救命治療を行います。
不整脈を根治するカテーテルアブレーション
心臓は心臓内の刺激伝導系と呼ばれる電線に電気が流れていくことで規則正しく収縮を繰り返しています。不整脈とは、電気の流れに障害が生じ、心臓の拍動が不規則に乱れる状態です。
カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)とは、細い管(カテーテル)を太もものつけねの血管から心臓の中に挿入し、先端から熱を発生させ、不整脈の原因となっている異常な電気の流れを焼灼して不整脈を治療します。
死亡率が高い脳梗塞の原因となる「心房細動」にも効果を発揮し、不整脈を根治して、薬を生涯飲まなくてもよくなります。手術翌日から歩行が可能で、身体への負担が軽く、注目されている治療法です。多くの経験を積んだ不整脈専門の医師が治療にあたっています。
心不全に対する集学的治療
閉塞性動脈硬化症とは? 検査と治療
閉塞性動脈硬化症とは?
閉塞性動脈硬化症は、狭心症・心筋梗塞と同じように血管の「動脈硬化」が原因で、下肢の動脈が詰まって起こる病気です。症状としては、歩いていると足が痛くなり、しばらく休むと症状が治まる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」などがあります。動脈硬化が進むと安静時にも足が痛む事があり、さらに悪化すると、感染をきっかけに潰瘍や壊疽(えそ)が広がり、足の切断に至ることもあります。
治療
運動や薬の服用で血流の改善を行います。動脈硬化が強い場合にはカテーテル治療やバイパス手術を行います。
心臓内血栓を見つける経食道心エコー
外来での検査が可能で、多くの経験を積んだ専門の医師が検査を行います。