肝臓内科
専門医によるC型肝炎の抗ウイルス療法や慢性肝臓病の管理実践に豊富な実績
肝臓がんの原因の多くはC型肝炎ウイルスによるもので、残りがB型肝炎ウイルス、アルコール、脂肪肝によるものとなっています。 当院では肝臓専門医が中心となって行うC型慢性肝炎の抗ウイルス治療をこれまで300例以上行ってきました。また、B型肝炎、鉄や銅の代謝異常、自己免疫性肝臓疾患などによる慢性肝臓病、肥満や糖尿病の増加とともに増えている脂肪肝などの治療でも、多くの実績を重ねています。 肝臓がんに対しては、「ラジオ波焼灼療法」を行っています。腹部を切開する必要もなく、肝機能を温存できる治療法です。
- 診療日時
- 月・火・水・木・土曜 9:00~12:00
(外来受付 8:30~11:30)
※再来予約がある方は8:00より自動再来受付機のご利用ができます
※検体検査(予約分)は8:30より順次開始します - 連絡先
- 【予約・変更・キャンセル】
0120-87-0062/0120-87-0079
(電話受付 月~土曜 9:00~13:00、14:00~17:00)
※従来の番号(0944-87-0039/0944-87-0066)も利用可能ですが、通話料がかかります
診療内容
- 肝臓がんに対する治療(ラジオ波、化学塞栓療法、化学療法)
- C型肝炎およびB型肝炎に対する抗ウイルス薬
- 生活習慣病としての脂肪肝の診断と治療
- 肝臓病の超音波検査、320列エリアディテクターCT、3.0テスラMRIによる画像診断
- 各種肝臓病の病理組織診断と治療
C型肝炎に対するインターフェロンフリー治療
C型肝炎は経口の直接作用型抗ウイルス薬(インターフェロンフリー治療)によって100%近い患者様がウイルス陰性化を得られるようになりました。副作用が少なく、これまで治療を断念していた高齢者や肝硬変にまで進んだ患者様にも使用しやすくなりました。ウイルスが陰性化することで、肝硬変への進展が抑えられ肝臓がんが発生しにくくなると考えられます。代わって増加しているのが糖尿病や脂肪肝炎を背景にした肝臓がんで、発がんリスクの高い患者様の定期的な観察が必要です。
C型肝炎抗ウイルス療法導入数
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 |
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69名 | 43名 | 28名 | 12名 | 24名 | 16名 |
「ラジオ波治療」による肝臓がん治療
肝臓がんの治療法のひとつとして、ラジオ波焼灼療法があります。
エコーで観察しながら、腫瘍に針を刺し、そこに高周波を発生させることで熱により腫瘍を電極針で破壊します。腹部を切開する必要もなく、肝機能を温存できる治療法です。
手術をしないでがんを治療する効果的な方法で、入院期間も短く、患者さまの身体への負担が少ないというメリットがあり、 手術をした場合と同じような治療効果をあげることができます。
肝臓病センター:肝臓がんの治療は複数診療科の総合力
肝臓がんでは肝機能の程度、がんの進行度によって治療法が選択されます。当院では肝臓外科による手術、放射線科医による診断と化学塞栓術などの血管内治療、放射線治療、病理診断医、薬剤師、化学療法外来看護師の力を総合して、それぞれの患者様に適した治療にあたります。