医療法人社団 高邦会 高木病院   高邦会ホームページへ
交通アクセス お問い合わせ プライバシーポリシー サイトマップ HOME
高木病院について ご来院の方へ 診療のご案内 医療関係の方へ

2013年5月より、早渕尚文 前久留米大学放射線科教授を放射線治療センター長に迎え、常勤医2名体制で診療を行っており、2015年1月からは、強度変調放射線治療(IMRT)を開始しました。
また、放射線治療専門の診療放射線技師、放射線治療品質管理士、医学物理士などの認定を取得した専門スタッフが在籍し、患者さまお一人おひとりに合わせて入念に準備をし、治療にあたっています。


放射線治療とは
IMRT装置 がんによる死亡率は年々増加の一途をたどり、高齢化も進んでいます。 患者さまの生活の質を保ちつつ、いかに上手にがんを制圧していくかが今後、がん診療の大きな課題といえます。
放射線治療はがんの治療において、手術療法や化学療法と並んで、大切な治療法の一つです。 手術をすれば傷跡が残り、身体の外観や機能が大きく損なわれたりする場合もありますが、放射線治療はメスを使わないので、そのようなことはありませんし、高齢者では負担になるような麻酔をかける必要もありません。また、放射線は目には見えませんし、体にあたっても熱くも痛くもありません。身体に優しく、臓器の機能温存に優れていることから、最近注目を集めている治療法です。

装置の紹介
当院では、2007年9月より医療用直線加速装置(リニアック)での治療を開始してます。2014年には、強度変調放射線治療(IMRT)が可能な装置を導入しました。

装置名Elekta社製 Synergy
放射線種・エネルギーX線:4.6.10MV
電子線:4.6.9.12.15MeV
IGRT(画像誘導放射線治療)対応リニアックのガントリ部(照射ヘッド部)に3次元のCT画像を撮影できる装置(XVI)を搭載し、高精度な照射部位の設定(位置決め)が可能です。
事前に撮影した治療計画用CTと治療直前にXVIにて取得したCT画像を6軸位置補正寝台(Hexa POD)を使用し調整することで、高精度な位置決めを実現できます。
IMRT(強度変調放射線治療)対応ガントリを回転させながら行う強度変調放射線治療(VMAT)が可能ですので、短い照射時間で腫瘍に限局した放射線治療ができ、患者さまへの余分な被ばくの低減も期待できます。
定位放射線治療対応従来の照射よりも高い精度で位置決めを行い、放射線を病変の形状に正確に一致させて3次元的に集中照射する放射線治療です。周辺の正常組織の被ばくを減らしながら病変に高い線量を照射することが可能になります。適応疾患は、原発性肺がんや転移性肺腫瘍、肝腫瘍等です。

Synergy

IMRTとは
IMRT(強度変調放射線治療)は、放射線治療の照射法のひとつです。従来の放射線治療装置では、がんと放射線の影響を受けやすい正常組織が近接する場合、がんだけに集中して照射することはできませんでした。IMRTでは、照射野内の放射線の強度を変化(変調)することでがんの形に適合した放射線治療を行うことができます。これにより周囲の正常組織への照射を減らし、副作用を増加させることなくより強い放射線をがんに照射することが可能になりました。
当センターでは、2015年1月よりIMRTを開始し、保険適用による治療が可能です。

◆従来の放射線治療との違い
従来の照射方法では、各ビーム内の強度が均一であるために照射野内の線量も基本的に均一となります。IMRTでは、各ビーム内での強度を変化することができるため、照射野内での放射線量を変化させることができます。

従来法とIMRT

◆前立腺がんへのIMRT
従来の照射法では、前立腺に高線量を照射すると、周囲の直腸や膀胱などの臓器への線量も増加し、副作用の危険性が増加していました。しかし、IMRTを用いることで、周囲の臓器への線量を少なくし、副作用を最小限に抑えながら、前立腺に高線量を照射することが可能となりました。
前立腺IMRT線量分布

痛みの軽減
がんの患者さまを悩ませる問題のひとつに、がんによる疼痛があります。とくに進行期、末期の患者さまの7~8割は疼痛を訴えられ、患者さまの生活の質を著しく損ないます。 がんによる疼痛の軽減には放射線治療が優れた効果があることが知られています。 例えば、骨転移による疼痛がある場合、転移部位に放射線治療を行うことで8~9割の患者さまで疼痛が軽減し、うち半数は疼痛が消失します。また、がんによる神経麻痺、出血、呼吸障害、食物通過障害といった さまざまな症状の改善にも放射線治療は有効です。

放射線治療の流れ
1.放射線治療外来での診察
診察 はじめに放射線治療医が診察します。これまでの検査結果から身体のどの部位に、どのくらいの放射線を照射するのかなど、治療方針を決定します。放射線治療を行うことが決定すれば、患者さまから生活状況や要望、治療を進めていくうえでの不安などをお伺いし、わかりやすくご説明します。

2.治療計画用CT撮影
診察 治療計画用CTで臓器や腫瘍の位置データを含めた画像を撮影します。
治療中は毎回同じ姿勢で治療を行う必要がありますので、CT撮影の時に皮膚に印を書かせていただきます。また、身体の一部を固定する必要があれば、治療する部位や体に合った固定具を作成することもあります。

3.放射線治療計画の立案(コンピュータによるシミュレーション)
診察 次に治療計画用コンピュータで綿密に治療計画を立てます。治療計画とは、治療計画用CT画像を用いて実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向、放射線量を決めるためのものです。

4.日々の放射線治療(放射線の照射)
診察 治療寝台上に寝ていただき、治療計画にそって放射線を照射します。1回の治療は、入室から退出まで10~20分程度ですが、実際に放射線を照射している時間は1~2分程度です。

5.治療中の経過観察
治療期間中は、放射線治療医が診察をします。体の症状で何か変化があると感じた場合は、放射線治療医、看護師にご相談下さい。

症例
放射線治療の症例をご紹介します。

症例① 進行食道がん
症例①

治療前は食道の中を占拠する大きながんによって食物が全く通過しませんでしたが、放射線治療後にはがんは消失し、何でも好きなものを食べることができるようになりました。

症例② 肺がん
症例②

再発肺がん(矢印)に対して、放射線治療を外来通院で行いました。治療後のCTでは、腫瘍はほぼ消失しています。

症例③ 肺がんの骨転移
症例③

治療前、転移したがんが背中の骨を破壊(矢印)し、骨が弱くなり激痛で全く歩くことが出来ませんでした。放射線治療後は痛みが消失し、歩行が可能となり、豊かな日常生活を取り戻されました。治療後6カ月のCTでは、がんが消失して骨が再び硬くなっています。

よくあるご質問
Q. 治療を受けると髪の毛は抜けますか?
A. 頭に治療を受けていらっしゃる方は抜ける可能性があります。それ以外の部位を治療されているのなら抜けることはありません。


Q. 治療中、パーマや毛染めをしてもよいですか?
A. 頭に治療を受けていらっしゃる方は髪の毛、頭皮に何かをつけたり塗ったりしない方がよいです。皮膚炎などの副作用が増える可能性があります。それ以外の部位を治療されているのなら問題ありません。


Q. 治療中、入浴をしてもよいですか?
A. 入浴そのものは問題ありません。しかし、治療している部位は、皮膚炎のため刺激に弱くなっていますので、できるだけ熱いお風呂にはつからないようにしてください。


Q. 仕事をしてもよいですか?
A. 治療部位に刺激になったり、疲れすぎて治療に影響をおよぼすようなことがなければ仕事を続けることは可能ですが、放射線治療医と相談してください。


Q. 治療中の食事で気をつけることはありますか?
A. 口やのど、食道など食べ物の通り道に放射線が当たる方は、熱いもの、冷たいもの、酸っぱいものは控えてください。また、腹部や骨盤に放射線が当たる方は、下痢をおこすことがあるので、放射線治療医に相談してください。


Q. 治療中に運動をしてもよいですか?
A. 激しく体を動かす運動は避けた方がいいですが、適度な運動は問題ありません。しかし、治療部位によって異なることもありますので、放射線治療医に相談してください。


Q. 治療中に痛みを感じることはありますか?
A. 痛みや熱さなど感じることはありません。治療中は、寝台に動かないように寝ているだけで構いません。

お申し込み・お問い合わせ先

高木病院 放射線治療センター

TEL  0944-87-0001 (代表)

<医療機関の皆さまへ>
患者さまのご紹介の際は、紹介状のほかCTなどの画像や採血データのコピーをご持参ください。
セカンドオピニオンも受け付けますので、お気軽にご相談下さい。

 
臨床指標の公開
医師募集
初期臨床研修医募集
後期臨床研修医募集
職員募集
看護部のご案内
 看護師募集中!
臨床試験「治験」のご案内
お見舞いメール


 
 
医療法人社団 高邦会 高木病院
〒831-0016
福岡県大川市大字酒見141番地11
電話 0944-87-0001
FAX  0944-87-9310